モモさんの紹介

＊日本一Moodleに詳しい！イオマガジンの社員
＊Moodleの便利な使い方を日々研究している
＊コウハイ君に教えるのが好き
＊口ぐせは「Moodleのことはモモさんにお任せ！」

Moodle4.5のAI機能でできること

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Moodle4.5では、新たにAIを活用した機能が追加されました。これにより、教育機関や企業の研修担当者、通信教育の運営者は、より効率的に教材を作成することが可能になります。

現在、Moodle4.5でAIを活用してできることは以下の3つです。

1. テキスト生成

教材の説明文などを自動で生成でき、文章作成の時間を大幅に削減できます。

・レッスンの説明文やコース概要をAIが自動生成

・クイズの問題や選択肢をAIに作成してもらえる

・受講者向けのフィードバックコメントを自動で作成

2. 画像生成

コース内容に合った画像を簡単に作成でき、教材に視覚的な魅力をプラスできます。

・コースに適したイメージ画像を作成

・スライドや教材用の視覚的要素をAIで生成

・難しい概念を図解で表現し、学習の理解を助ける

3. 要約の生成

長い文書を要約して、学習者が重要なポイントをすぐに把握できるようにできます。

・長い講義ノートや資料を自動で要約

・フォーラムのディスカッションを要約して要点を整理

・提出物の内容を簡潔にまとめて把握

これらの機能を活用すれば、教材作成の負担を大幅に軽減し、より質の高い学習コンテンツを提供できます。

MoodleでAIを使うには？ 設定方法を解説

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AI機能を利用するには、別途プロバイダとの有料契約が必要となります。現在利用できるプロバイダは「OpenAI」「AzureAI」の2種類です。以下の手順で設定を行います。

Step1：AIプロバイダの契約・APIキーの取得

OpenAI または AzureAI の公式サイトでサービス契約を行い、APIキーを取得。

※各公式ページの手順に従ってください。

Step2：Moodle（ムードル）でAIを設定する

Moodle（ムードル）の「サイト管理」→「AIプロバイダ」の順に進んでください。

ご利用するプロバイダのトグルボタンをオンにし、「設定」をクリック。

設定画面で「OpenAI APIキー」「OpenAI組織ID」に取得した情報を入力し、「変更を保存する」をクリックしてください。

アクションの項目で、利用したいAI機能のトグルボタンを有効にします。

これで、Moodle（ムードル）上でAIを活用した教材作成が可能になります。

AI機能の使い方を解説

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次に、AIを利用した例をご紹介します。今回は、動画ファイルの説明で、AIを活用する方法を記載します。

AIテキストを生成

まずは動画ファイルを作成します。

設定タブの「新しい動画ファイル」画面の「説明」項目で、星が輝くアイコンのプルダウンリストを表示し、「AIテキスト生成」をクリックします。

※初めてAI機能を利用する場合、「AI利用ポリシー」メッセージが表示されることがあります。その場合、「承諾して続行する」をクリックしてください。

「AIでテキストを生成する」で、動画の説明テキストを生成するために必要な事項を入力します。

入力が終了したら、「テキストを生成する」をクリックします。

これで動画に対する説明文が完成しました。

説明文を編集したい場合は、この画面で編集が可能です。

AI画像を生成

「新しい動画ファイル」画面の「説明」項目で、右下の「リサイズ」をクリックしたまま動かし、「説明」の箇所を大きく表示させます。

説明の画像を挿入したい箇所をクリックします。例えば、説明文の一行下をクリックします。

星が輝くアイコンのプルダウンリストを表示し、「AI画像生成」をクリックします。

「AIで画像を生成する」で、画像を生成するために必要な事項を入力します。

「あなたがAIに生成させたいイメージを説明する」で、AIに生成させたいイメージを入力します。

・イメージクオリティ：品質設定

・イメージ形状：画像の形を設定

入力が終了したら、「イメージを生成する」をクリックします。

再度生成したい場合は、「再生成」をクリックします。生成された画像で良ければ「次へ＞」をクリックします。今回は、「次へ＞」をクリックします。

以下の詳細の設定が完了したら、「保存」をクリックします。

・「この画像を閲覧できない人にどのように説明しますか？」：　生成された画像が意味を持つもの、つまりこの画像の意味がわからなければ説明が難しい場合は、説明文を入力します。

・「この画像は装飾目的のみです。」：　画像には特に意味はなく、装飾目的の場合はクリックして選択します。

・「オリジナルサイズ」：　生成された画像のサイズのままで良い場合は、クリックして選択します。

・「カスタムサイズ」：　生成された画像のサイズを変更したい場合は、クリックしてサイズを調整します。

・「比率を維持する」：　カスタムサイズで設定された幅と高さの比率を維持する場合は、クリックして選択します。

これで説明文を補足する画像が完成しました。

要約機能を使う

活動を開き、左上にある「要約」ボタンをクリックしてください。

すると、右側にAIによる要約が表示されます。

まとめ：AIを活用して教材作成をラクに！

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Moodle4.5に搭載されたAI機能を活用すれば、テキストや画像の生成、要約の作成といった作業を効率よく進められます。これにより、教材作成にかかる時間や労力を大幅に減らすことが可能です。

つまり、学習者にとってわかりやすく整理されたコンテンツを素早く提供できるだけでなく、管理者側の業務負担も軽くなるため、教材の質と運用の両方を向上させることができます。

「もっと効率的に教材を作りたい」「AIを活用してMoodle（ムードル）を使いこなしたい」という方は、ぜひMoodle4.5とAI機能の導入を検討してみてください！

イオマガジンでは、「Moodle（ムードル）」管理者のためのサポートメニューも充実しています。お気軽にお問い合わせください。