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2025/01/30Moodle使いこなし術
Moodle使いこなし術①|新メンバーの研修コースも自動設定!「コーホートで一括管理」のススメ
毎月新しいメンバーが入ってくるたびに、研修コースの登録作業が大変なんです…。一人一人手動で設定するのに疲れちゃいました(泣)
あー、よくある悩みじゃな!そんなときは『コーホート機能』を使うと、がーんと楽になるぞ
コーホート?なんだか難しそう…
大丈夫じゃ!今日はコーホートの機能について、超わかりやすく説明していくぞ。さっそく、新メンバーの研修コース登録の自動化じゃ!
なぜコーホート機能が必要なの?
研修担当者の多くが、新メンバーのコース登録作業に頭を悩ませています。毎年入社してくる新メンバーを一人一人手動で登録する作業は、単純作業の繰り返しで時間もかかります。しかも、うっかり登録を忘れてしまったり、複数コースの設定に手間取ったり…。
そんな悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介する受講生の一括管理機能「コーホート機能」です。聞きなれない言葉ですが、仕組みはとっても簡単!ぜひ最後までご覧ください!
コーホート機能の基本を理解しよう
コーホートって何?
難しく聞こえる「コーホート」ですが、簡単に言うと「グループ自動登録機能」のこと。
例えば、「新入社員グループ」というコーホートを作っておけば、そこにメンバーを追加するだけで、必要な研修コースに自動的に登録されるんです。
どんなメリットがあるの?
コーホート機能を使うには、まず「コーホート」と「コース」をあらかじめ結びつけておく必要があります。この初期設定は必須ですが、いったん設定を済ませてしまえば、あとはコーホートにメンバーを追加するだけで、紐付けられたコースに自動的に登録されます。
例えば、新入社員研修では「ビジネスマナー」「社内規則」「PCスキル」など、複数のコースをセットで受講することが多いですよね。コーホート機能を使えば、これらのコースを自動的に登録できます。一人一人手動でコース登録する手間が省けるうえ、登録漏れの心配もありません。
さらに、CSV一括登録にも対応しているので、大人数でも簡単に登録できます。
コーホートとグループの違い
Moodle(ムードル)には「コーホート」と「グループ」の機能があります。この2つ、似ているようで実は用途が異なる機能なんです。
コーホート機能は「コース登録」のための機能です。事前にコーホートとコースを結びつけておけば、後からユーザーを追加しても、自動的にコースに結び付けられます。
一方、グループ機能は1つのコース内でチーム分けをするために使います。例えば、同じ研修コースを受講している人を「Aチーム」「Bチーム」に分けて、チームごとに課題を提出させたり、ディスカッションをさせたりできます。
つまり、コーホート機能が「ユーザーを入れる箱」だとすれば、グループ機能は「コース内の仕切り」というイメージです。
設定方法を図解で解説!
1.コーホートの作成
まずは、サイト管理からユーザー、コーホートと進んでいきます。
「新しいコーホートを追加する」をクリックしたら、名称(例:研修生2023)・コンテクスト(コースカテゴリ)・コーホートID・説明など、必要な項目を選択・入力します。「変更を保存する」をクリックします。を入力します。
これで、グループの器ができました。
2.メンバーを登録する
「すべてのコーホート」から、ユーザーを追加したいコーホートを見つけます。
編集したいコーホートの縦三点リーダーのアイコンをクリックし、「割り当て」をクリックします。
「潜在的ユーザ」のリストから、「追加」や「削除」ボタンをクリックしてユーザーを選択します。
「現在のユーザ」に追加された時点で登録完了です。「コーホートに戻る」をクリックし、一覧に戻ります。
大人数の場合は、後述するCSV一括登録がおすすめです。
3.コースと紐付ける
「マイコース」および「コース一覧」から、コーホートを同期したいコースを表示して、メニューの「参加者」をクリックします。
左上の「登録済みユーザ」が表示されているメニューから「登録方法」を選択します。
「登録方法を追加する」から「コーホート同期」を選択します。
コーホート同期画面の「コーホート」の検索窓から、コースと同期させたいコーホートを選びます。1回につき1つのコーホートのみ追加可能です。
「登録方法を追加する」をクリックすると、コースの「登録方法」に新しいコーホート同期が追加されます。
コースの「登録済みユーザ」に、コーホートのメンバーと新しいグループが登録されました。
これで、このコーホートに追加したメンバーは、自動的に指定したコースに登録されるようになります。
CSVの一括登録方法
人数が多いときは、CSVファイルを使った一括登録が便利です。フォーマットさえ合わせれば、数百人単位でもスムーズに登録できます。
1.コーホート登録用のCSVファイル作成
name(名称),idnumber(コーホートID),description(説明)などを記述します。
name(名称)は必須項目です。
2.CSVファイルをアップロード
サイト上部のナビゲーションメニューの「サイト管理」をクリックします。
「ユーザ」タブをクリックし、「アカウント」の中の「コーホート」をクリックします。
「システムコーホート」画面の「コーホートをアップロードする」タブをクリックします。
作成したCSVファイルを、ドラッグ&ドロップで追加します。
エンコーディングは、テキストエディタで編集したCSVは「UTF-8」、ExcelのCSVは「SHIFT_JIS」を選択してください。
入力したら「プレビュー」をクリックし、プレビュー内容を確認のうえ「コーホートをアップロードする」をクリックします。
よくあるトラブルと解決方法
Q.コースに登録されないときは?
「コーホート」に追加したのに、コースに登録されない…というケースでは、まずコースとの同期設定を確認してみましょう。コース側の設定が漏れているケースが多いです。
Q.途中削除したい場合は?
研修の途中で受講を終了させたい場合は、「コーホート」からメンバーを削除するだけでOK。自動的にコースからも削除されます。シンプルな仕組みなので、管理も簡単です。
まとめ:コーホート活用のススメ
「コーホート機能」を使えば、新メンバーの研修コース登録作業が驚くほど楽になります。最初の設定は少し手間かもしれませんが、その後の管理工数を考えると、絶対に導入する価値があります。
特に、定期的に新メンバーが入ってくる組織、複数の必修研修コースがある場合、部署や役職で受講するコースが決まっているケースなどでは導入効果が高いでしょう。みなさんも、ぜひ研修管理の自動化に挑戦してみてください!
■「Moodle(ムードル)」とは?
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eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
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イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。
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