2024/04/09eラーニングの知識

オンラインセミナーとは? 種類ややり方、テーマ一覧、ハローワークの事例などを紹介!

オンラインセミナー実施に必要な基礎知識とは?

組織でオンラインセミナーを任されたけれど、どのように開催すべきか迷っている方もいるでしょう。開催して失敗しないためにも、まずはオンラインセミナーについて理解を深めることが大切です。今回は、オンラインセミナーの概要をはじめ、種類ややり方、テーマ一覧、ハローワークの事例などを紹介します。オンラインセミナーを収益につなげられるeラーニングプラットフォームも紹介しているので、オンラインセミナーを収益化したい方もぜひ参考にしてみてください。

オンラインセミナーとは?


早速、オンラインセミナーの概要の解説と、種類やウェビナーとの違いについて解説します。

オンラインセミナーの概要

そもそもセミナーは、講師の指導を受けながら少人数のメンバーで研究・発表・討論などを行う講習会をさします。

これまでのセミナーは直接会場に集って研究・発表・討論などを行うのが通常でした。

しかし、近年になってオンライン環境が急激に整備され始めたことから、セミナーもオンラインで行われるようになっています。

オンラインで実施されるセミナーはすでに、オンラインセミナーとの呼び方で普及しています。オンラインセミナーはネット環境で参加できることから、少人数で行う講習会だけでなく、大人数で行う講習会としても認知されるようになりました。

オンラインセミナーの種類

オンラインセミナーは主に指定日時にWeb上で開催する「リアルタイムセミナー」と、録画したセミナーをWeb配信する「オンデマンドセミナー」に分けられます。

リアルタイムセミナーの場合は、参加者からのリアクションがわかるので、途中で説明する内容や資料を変更するなどして臨機応変に対処できます。

オンデマンドセミナーの場合は、受講者が都合のよいタイミングで録画動画を繰り返し視聴できるので、自分のペースでじっくりと学習しやすいです。

オンラインセミナーとウェビナーの違い

オンラインセミナーとともにウェビナーという言葉を耳にしたことはないでしょうか。

ウェビナーはWeb上でセミナーを開催する方法であり、Webとセミナーをかけあわせた造語として知られるようになりました。

呼び方が異なるだけで、オンラインセミナーと違いはありません。今後もウェビナーという言葉を見かける機会は増えそうですので、Webをベースとしたセミナーであると理解しておきましょう。

オンラインセミナーのやり方


オンラインセミナーのやり方は、主にWeb会議ツールを利用する方法とライブ配信ツールを利用する方法、eラーニングプラットフォームを使用する方法に分けられます。それぞれのやり方について解説します。

Web会議ツールを使用する

オンラインセミナーのやり方として一般的なのが、Web会議ツールの活用です。Web会議ツールは、インターネット通信をベースにパソコンやスマートフォンなどの画面を通して映像通話が行えるツールです。

オンラインセミナーを開催する講師が招待用のURLリンクを受講者に共有します。受講者が指定日時にリンクにアクセスすることで画面上の映像通話に参加できる仕組みです。

Web会議ツールは基本的に無料で利用できるので、コストをかけずにオンラインセミナーを開催できます。

ライブ配信ツールを使用する

オンラインセミナーはライブ配信ツールを利用して開催することも可能です。ライブ配信ツールなら、設定日時にインターネット上でリアルタイムで映像を配信できます。

Web会議ツールと違って、関係者だけでなくインターネットを通して不特定多数がアクセスできるため、より多くの参加が見込めます。配信中に視聴者からチャットで感想や質問を投稿してもらうことも可能です。

映像を保存することで動画を繰り返し視聴できる状態にすることもできます。

eラーニングプラットフォームを使用する

eラーニングプラットフォームは、登録者が自由なタイミングでセミナーの内容を視聴できるオンライン学習システムです。

セミナーを記録した動画をシステムにアップすることで、ユーザーに何度でも映像を視聴してもらえます。

システムにユーザーを登録するのが一般的です。Web会議ツールやライブ配信ツールなどと違って学習の進捗状況を正確に確認できます。

システムによってはライブ配信にも対応しており、Webカメラとマイクを使って授業の生放送を開始できます。

オンラインセミナーの一覧


オンラインセミナーはあらゆる業界・業種で開催されています。どのようなオンラインセミナーがあるのか、具体例を一覧にまとめてご紹介します。

オンラインセミナーのテーマ概要
ホワイトボードのデジタル化行動予定表サイネージの機能や導入例など
内定承諾につなげる採用ノウハウエージェント経由で採用決定を増やす方法や面接での効果的な対応方法など
ランサムウェア感染からの早期復旧重要データが暗号化されたときの確実な復旧方法やデータ保護運用など
不確実な時代に求められる可視化経営ビジネスを可視化する重要性や可視化経営を実現するための規律など
パワポ資料作成のコツパワポ作成前の事前準備やNG資料など
派遣法の基礎知識人材派遣のしくみや派遣先の役割、派遣期間の制限など
面接対策のノウハウ一次面接から最終面接までの特徴や自己PRの考え方、自己紹介・スキルの伝え方など
看護のコミュニケーションがん患者の心理とコミュニケーションや、発達障害の影響を考慮した対応など

オンラインセミナーの事例


テーマ一覧を見てオンラインセミナーの例をより詳しく知りたくなった方もいるでしょう。

身近でわかりやすい例として挙げられるのが就職支援セミナーです。

参考に厚生労働省が主導するハローワークに関する就職支援オンラインセミナーをご紹介します。

ハローワーク就職支援セミナー

ハローワーク就職支援セミナーは、ハローワークを活用した就職活動の進め方を動画で視聴できるオンラインセミナーです。

対象者はハローワークに求職登録している方であり、スマートフォン・タブレット・パソコンなどを保有している必要があります。

会員登録のうえマイページにログインして講座を受講する仕組みです。

動画の内容は下記の通りです。

・ハローワークとは

・ハローワークの活用事例

・自分の「将来」について考える

・就職活動の進め方(1.就職活動の準備)

・就職活動の進め方(2.応募準備)(1)

・就職活動の進め方(2.応募準備)(2)

・就職活動の進め方(3.面接の受け方)

・job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))の活用

動画を視聴したあと修了テストを受験し、正答率が70%で修了証をダウンロードできます。修了証交付日を含む雇用保険受給期間の求職活動実績にすることも可能です。

参照:

ハローワークのオンラインサービスのご案内(厚生労働省)

ハローワーク就職支援セミナー「動画配信サービス」(厚生労働省)

オンラインセミナーのメリット


オンラインセミナーには通常のセミナーとは異なるメリットがたくさんあります。オンラインセミナーの主なメリットを解説します。

メリット1.受講生が服装を気にせず参加できる

オンラインセミナーでは基本的に、自分の姿を講師や参加者に見られずに授業を受けられます。Web会議ツールでもカメラ機能をオフにすれば自分の姿が画面に映りません。準備の負担が減るので、気軽に参加しやすいです。

「服装自由」「カメラオフOK」などの条件を提示して開催すれば、受講生を集めやすくなるでしょう。

メリット2.セミナーの内容を簡単に録画して共有できる

一般的なWeb会議ツールには録画機能が搭載されており、オンラインセミナーの主催者は画面の映像をボタン操作で録画できます。録画した映像はURLをコピーして共有することも可能です。

通常のセミナーよりもスムーズに録画映像を関係者に共有できるのが便利です。

メリット3.資料を画面で共有できる

Web会議ツールは基本的に画面共有機能が搭載されており、自分のデスクトップやブラウザに表示されているページ内容などを受講者の画面に表示させて共有できます。

集合型のセミナーと違ってプロジェクター機器を用意したり、紙の資料を印刷して配布したりする必要がありません。オンラインセミナーのほうが格段に準備が楽です。紙や印刷のコストを削減できるのも見過ごせないメリットでしょう。

オンラインセミナーのデメリット


オンラインセミナーにはメリットがたくさんありましたが、見落としてはならないデメリットも多いです。続いてオンラインセミナーのデメリットを解説します。

デメリット1.講師側にITリテラシーが求められる

オンラインセミナーではWeb会議ツールを使うとお伝えしましたが、講師がツールをうまく扱えないと、セミナーをスムーズに進行できません。

たとえば、Web会議ツールではホワイトボード機能や画面共有機能、ディスカッション機能などさまざまな機能が搭載されています。ITリテラシーが低い講師だと、各種機能を直感的に利用するのが難しいです。

講師によっては対面で授業をさせたほうが、指導能力を発揮しやすいこともあるでしょう。

デメリット2.トラブルが起きやすい

オンラインセミナーでは、集合型セミナーにはないトラブルが起きやすいです。

Web会議ツールで画面共有機能を活用するとき、誤って無関係の資料を共有してしまえば情報漏洩に発展します。共有する資料をよく確認して慎重にボタン操作をしなければなりません。

ライブ配信中に、音声が聞き取りにくかったり、1分以上配信が途切れたりして、視聴者にストレスを与えるケースも珍しくありません。機材やインターネット回線などについて万全に準備することが重要です。

デメリット3.受講者が多いとサポートが難しい

すでにお伝えしましたが、オンラインセミナーではWeb上での開催が可能なことから受講者が多くなるケースも珍しくありません。たとえば500名以上の申し込みがあるオンラインセミナーもあります。

受講者が多いと、授業に対する理解度を個別に把握しづらくなり、サポートが難しいです。オンラインセミナーの実施効果を重視する場合は、受講者登録に対応したeラーニングプラットフォームを活用するなど工夫が必要です。

オンラインセミナーの録画配信におすすめのeラーニングプラットフォーム


価格以上の使いやすさを追求!機能にこだわったeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

オンラインセミナーの録画配信におすすめのeラーニングプラットフォームがイオマガジンが提供している「Moodle(ムードル)」です。

「Moodle(ムードル)」は動画配信機能をはじめユーザー登録機能やテスト機能など、オンラインセミナーの可能性を広げる機能を豊富に搭載したeラーニングプラットフォームです。2001年に初めてリリースされて以来、4.0億人以上が利用する代表的なプラットフォームになりました。

カスタマイズされた「IO Moodle(イオムードル)」では、全コースの受講者と進捗状況を一括表示して確認することが可能です。アクセス解析機能で受講者のアクセス数の推移も確認できるので、オンラインセミナーの内容や方針を改善するのに役立つでしょう。

クレジット決済が使えるようにカスタマイズすれば、オンラインセミナーの録画動画を有料で公開してビジネスにつなげることも可能です。

オンラインセミナーを活用するならイオマガジンに相談!


オンラインセミナーは、指定日時にWeb上で開催する「リアルタイムセミナー」と、録画したセミナーをWeb配信する「オンデマンドセミナー」の種類がありました。

開催にあたって、映像通話で資料を画面共有できる「Web会議ツール」や、映像をリアルタイムで配信できる「ライブ配信ツール」、動画をアップすればいつでも視聴できる「eラーニングプラットフォーム」などのツールが役立ちます。

eラーニングプラットフォームは受講者登録を前提としたシステムであり、受講者の学習状況を管理できるほか、テストを実施することも可能です。

今回ご紹介したように、イオマガジンは「Moodle(ムードル)」「IO Moodle(イオムードル)」といったeラーニングプラットフォームを提供しています。

オンライン会議システムを通した設定サポートもあり、eラーニングプラットフォームをスムーズに運用できる体制です。オンラインセミナーを活用するならぜひイオマガジンまでご相談ください。

価格以上の使いやすさを追求したeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「Moodle(ムードル)日本語マニュアル(対象バージョン:4.1)」の無料提供中!

「Moodle(ムードル)」には正式な日本語マニュアルが存在しません。そのため、「この機能はどのように使うの?」というちょっとした疑問を解決するのも大変です。そこで、イオマガジンでは日本語のオリジナルマニュアルを作成しました。基本的な機能から応用編の便利機能まで、画像付きでわかりやすく解説しているので、この一冊があれば、スムーズに「Moodle(ムードル)」を使いこなすことが可能です。
※尚、当マニュアルは普段お使いのgmailをお知らせいただき、オンライン版でご利用いただく形です。お申込み時にご入力いただいたメールアドレスを利用し共有いたしますので、ご留意ください。

■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

▼Moodleに関するお問い合わせはこちらから

■本リリースに関するお問合せ■
株式会社イオマガジン:沖田、成家

hp: https://www.io-maga.com
e-mail: sales@io-maga.com
TEL: 03-6384-5740