2025/03/18Moodle使いこなし術

 Moodle使いこなし術⑤|ライブ授業やオンデマンド授業の出欠管理をラクにする方法とは?

Moodle使いこなし術⑤ライブ授業とオンデマンド授業の出欠管理 ハイブリットだからこそ大変な出欠管理をラクにする方法とは?



モモさんの紹介

*日本一Moodleに詳しい!イオマガジンの社員
*Moodleの便利な使い方を日々研究している
*コウハイ君に教えるのが好き
*口ぐせは「Moodleのことはモモさんにお任せ!」

先輩、大変です!ライブ授業の出欠確認が手間すぎて、受講者の管理が大混乱です!

「Moodle(ムードル)なら、出欠管理機能を使えば、対面授業、ライブ授業、オンデマンド授業の出欠をMoodle内で一括管理できるわよ。

えっ、そんな便利な機能があるんですか!?手作業で記録するのはもう限界です…

じゃあ、出欠管理機能の使い方を教えるわね!

授業ごとの出欠確認、何が大変?


「ライブ授業はZoomの参加リストをコピーし、オンデマンド授業はMoodle(ムードル)の受講履歴を個別にチェック。データを統合するのに時間がかかり、成績評価時に混乱する…」

こんな経験はありませんか?

対面授業、ライブ授業、オンデマンド授業を併用していると、出欠確認の手間が大きくなりますよね。

授業スタイルが多種多様になった現代だからこそ、出欠管理には以下のような課題があります。

・対面授業では、紙の出席簿に記録した後、データを手入力する必要がある

・ライブ授業では、ZoomやTeamsの参加者リストを手作業でコピーして整理する手間がかかる

・オンデマンド授業では、学習履歴を個別に確認しなければならない

・それぞれのデータがバラバラに管理されるため、成績評価時に統合するのが大変

・受講者の遅刻や早退も考慮すると、正確な管理がさらに難しくなる

Moodle(ムードル)の「出欠機能」を使えば、これらの出欠データを一括で管理し、スムーズに集約・分析できます。

出欠機能とは?


Moodle(ムードル)の出欠機能は、対面授業、ライブ授業、オンデマンド授業の出欠をまとめて管理できる仕組みです。主な特徴は以下の通りです。

・受講者ごとに「出席」「遅刻」「欠席」「免除」などを細かく記録可能

・出欠データを一覧表示し、CSVでエクスポートできるため、成績管理がスムーズ

・受講者自身が出欠を入力できるセルフレポート機能を活用すれば、手動入力の負担を軽減

・ZoomやMicrosoft Teamsなどの外部ツールと連携し、オンライン授業の出席情報を自動取得

・対面授業の出欠もMoodle(ムードル)に記録し、すべての授業形式を一括で管理可能

・出欠状況に応じた通知機能を活用し、欠席が続く受講者へ自動リマインドを送信可能

この機能を活用すれば、手作業での記録ミスを防ぎ、学習履歴を一元管理できます。また、出席状況をリアルタイムで把握できるため、講師は学習サポートのタイミングを見極めやすくなります。

出欠機能の設定方法


Moodle(ムードル)は、ビデオミーティングを利用したライブ授業を告知して、QRコードで出欠を取ることができます。また、この方法は対面授業にも応用することが可能です。

具体的な設定方法を以下に解説します。

Step1:出欠機能を設定する

「マイコース」または「コース一覧」から、ライブ授業の告知を追加したいコースを表示します。

画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにし、「活動またはリソースを追加する」をクリックします。

「活動」タブの中の「出欠」をクリックします。

新しい出欠の追加画面が表示されるので、必要な項目を入力します。

・名称(必須):ライブ授業の名称を入力

・説明:ライブ授業の日時、アクセス先(URL)、ミーティングID、ルールなどを記入

「コースページに説明を表示する」にチェックを入れます。

ライブ授業の追加をコースの参加者へお知らせしたい場合には、「コンテンツ変更通知を送信する」にチェックを入れます。

すべての入力を終えたら「保存して表示する」をクリックしましょう。

Step.2:ライブ授業を実施する日時の設定

「保存して表示する」をクリックすると、「ライブ授業」画面が表示されます。

開講時期を選んで「セッションを追加する」をクリックしましょう。

「セッションを追加する」タブが表示されます。

セッション(ライブ授業)を行う日付と時間を設定します。

「学生記録」の「学生に自分の出欠の記録を許可する」にチェックを入れます。これにより学生パスワードとそのQRコードが自動生成されます。

設定が完了したら「追加」をクリックしてください。

「コースの出欠」の下部にセッションが追加されました。

受講生はアクセス先URLをクリックして、ライブ授業に参加できます。

そして、セッションの「操作」の左のアイコンをクリックすると、QRコードが表示されます。

受講生はライブ授業の参加時に、教師が公開したQRコードを読み込み出欠登録をします。尚、学生パスワードを設定し、パスワードを受講生に共有する方法で出席登録することも可能です。

編集が終わったら、忘れずに「編集モード」ボタンを左側にオフにしましょう。

これで出欠機能の設定は完了です。

よくある質問と解決方法


Q: 出欠記録をExcelで管理したいのですが?

A: 出欠管理機能のデータはCSV形式でエクスポートできるので、Excelで整理できます。

Q: Zoomの出席データと連携できますか?

A: Zoom連携プラグインを導入すれば、出席データをMoodle(ムードル)に自動で取り込めます。

Q: 対面授業、ライブ授業、オンデマンド授業の出欠情報をまとめて確認できますか?

A: 出欠管理機能を活用すれば、すべての授業の出欠をMoodle(ムードル)内で一括管理し、学習履歴として統合的に管理できます。

まとめ:出欠管理機能で授業形態を問わず一元管理


Moodle(ムードル)の出欠管理機能を活用すれば、対面授業、ライブ授業、オンデマンド授業の出欠情報をMoodle(ムードル)内で一括管理できます。

手作業での記録を減らし、正確なデータを効率よく管理できるので、講師の負担を軽減しながら学習履歴を統合的に把握できるでしょう。設定も簡単なので、ぜひ活用してみてください!

イオマガジンでは、「Moodle(ムードル)」管理者のためのサポートメニューも充実しています。お気軽にお問い合わせください。

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「IO Moodle(イオムードル)」とは?

「IO Moodle(イオムードル)」は、従来の「Moodle(ムードル)」に足りていない機能を独自でカスタマイズし、社員スキル向上に役立つ機能を搭載したeラーニングシステムです。
「Moodle(ムードル)」は世界240カ国以上、約4億人が利用する便利なeラーニングシステムですが、イオマガジンがサポートするお客様からは「こんな機能があったらいいのに…」というご要望を多々お聞きします。そこで、イオマガジンでは、お客様のご要望が多かった”動画制御”や”催促メール”をはじめとする便利な機能を標準搭載したオリジナルパッケージ「IO Moodle(イオムードル)」を開発しました。

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■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

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