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2025/02/27Moodle使いこなし術
Moodle使いこなし③|「ユーザー登録したのに使えない…」を解決!Moodle(ムードル)は学校と同じ仕組みだった

モモさんの紹介
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*Moodleの便利な使い方を日々研究している
*コウハイ君に教えるのが好き
*口ぐせは「Moodleのことはモモさんにお任せ!」
あれ…Moodle(ムードル)にユーザー登録したのに、研修が始められない…
それは当然だよ。Moodle(ムードル)は学校と同じような仕組みだもん
学校?どういうことですか?
まずは『入学手続き』、次に『授業登録』が必要!今日はその仕組みを分かりやすく説明するね
Moodle(ムードル)は学校のような仕組み

「ユーザー登録はしたのに、なぜか研修が始められない…」
Moodle(ムードル)管理を始めたばかりの時期につまづきやすいポイントです。
だけど視点を変えるとすんなり理解できるので、ぜひ最後まで読み進めてください。
なぜ学校の仕組みを採用しているの?
Moodle(ムードル)は学校をモデルにして作られたシステム。だから、利用の流れも学校と同じです。
例えば、大学に入学するときを思い浮かべてください。
まず最初に入学手続きをしますよね。でも、それだけでは授業は受けられません。
次に、自分が受けたい授業を登録する必要があります。
Moodle(ムードル)も全く同じ考え方です。
最初に入学手続きにあたる「ユーザー登録」をして、その後に授業登録にあたる「コース登録」をする必要があります。
この2つの手続きがあることで、一人一人に合った学習環境を用意することができるんです。
「ユーザー登録」と「コース登録」の違い
まず、入学手続きにあたる「ユーザー登録」は、Moodle(ムードル)を使うためのアカウントを作る作業です。
ユーザー登録が完了すると、ログインIDとパスワードが発行され、自分専用のプロフィールを設定できるようになります。でも、この段階ではまだ研修を開始することはできません。
次に必要なのが、授業登録にあたるコース登録とコンテンツ登録(講義の登録)です。そして、できあがったコースにユーザーを紐づけることで、はじめて教材を見たり、課題を提出したり、小テストを受けたりできるようになります。
具体的な登録手順を見てみよう
研修を始めるために必要な手順をまとめると「ユーザー登録」→「コース登録」→「コンテンツ登録(講義の登録)」→「ユーザーとコースを紐づける」です。
以下に具体的な方法をご説明します。
Step1:ユーザー登録
アカウントはユーザー自身で登録することも可能ですが、管理者が登録を行うことも多いです。手動登録の手順は以下の通りです。
右上の赤色の「ブロックドロワ」をクリックして開き、「管理メニュー」ブロックにある「ユーザー一覧」をクリックします。

ユーザーの一覧が表示されたら、「新しいユーザを追加する」をクリックします。

次のような画面が表示されるので、必要な情報を入力します。

新しいユーザーの追加には、ユーザ名のほか、パスワード、姓、名、メールアドレスが必須です。パスワードは、自動で「パスワードを生成してユーザに通知する」か、手動で「新しいパスワード」を入力する必要があります。
「ユーザを作成する」をクリックすれば、新しいユーザーアカウントの追加が完了します。
尚、CSVファイルのアップロードを使った、ユーザーの一括登録もできます。
Step2:コース登録
ユーザーが実際に学習する際に使うのがコースです。 コースに教材(リソースや、活動)を追加することができます。
「管理メニュー」ブロックにある「コース登録」をクリックして、「コースおよびカテゴリ管理」のページを表示させます。

コースカテゴリからコースを紐づけたいカテゴリ名をクリックして、「新しいコースを作成する」をクリックします。

「新しいコースを追加する」画面が表示されます。

長いコース名、コース省略名、コースカテゴリなど必要情報を入力後、「保存して戻る」をクリックしてコースの作成完了です。
Step3:コンテンツ登録(講義の登録)
今回は例として動画ファイルを設定してみます。
コースにeラーニング用のコンテンツを追加するには、「活動またはリソースを追加する」画面を呼び出します。
画面トップの右端にある「編集モード」ボタンを右側にオンにします。

コンテンツを追加したい場所にある「活動またはリソースを追加する」をクリックします。
「活動またはリソースを追加する」画面が表示されます。

「新しいファイルを追加する」画面が表示されるので、名称(必須):動画ファイルの名称を入力します。
次に、ファイルを選択する:「ファイル」枠内に動画ファイルをドラッグ&ドロップして追加します。

「保存してコースに戻る」か、動画ファイルの表示を確認したい場合は「保存して表示する」をクリックします。

編集が終わったら、「編集モード」ボタンを左側にオフにすることを忘れずに!

Step4:ユーザーとコースを紐づける
ユーザーと紐づけしたいコースを表示して、メニューの「参加者」をクリックします。

コースの「登録済みユーザ」画面で、「ユーザを登録する」をクリックします。
「ユーザを登録する」ウィンドウが表示されます。

「ユーザを選択する」の検索窓から、コースに登録したい学生をクリックして追加していきます。
追加できたら「ユーザを登録する」をクリックします。
以上、Step1~Step4までを終えることで研修を開始することができます。
少し手間に感じるかもしれませんが、この作業を簡単にする便利機能もあるので、以下の記事もチェックしてみてください。
関連記事:Moodle使いこなし術①|新メンバーの研修コースも自動設定!「コーホートで一括管理」のススメ
よくあるトラブルと解決方法
Q.ログインはできるのに、コースが見つからない!
コースが見つからない場合は、まずコース一覧の検索機能を使ってみましょう。それでも見つからないときは、カテゴリーを切り替えて探してみてください。
Q.コースは見えるけど入れない場合
コースは見えるのに入れない場合は、いくつかの可能性があります。登録キーが必要なコースかもしれませんし、登録期間が決まっているのかもしれません。また、特定の対象者限定のコースである可能性もあります。
Q.「アクセス権限がありません」というメッセージが表示された
まだコース登録が済んでいない可能性が高いです。コース登録の手続きを進めましょう。
Q.「登録方法が見つかりません」と表示された
管理者による登録が必要なコースかもしれません。管理者に確認してみることをおすすめします。
まとめ:スムーズにコースを開始するために
Moodle(ムードル)は学校と同じ仕組みで運営されています。
まずは入学手続きにあたる「ユーザー登録」を済ませ、その後で授業登録にあたる「コース登録」を行うことで、コースをスタートすることができます。
スムーズに始めるためのポイントは、ユーザー登録が完了したらすぐにプロフィールを設定すること。また、コース登録の方法は事前に確認しておくと安心です。
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配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
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