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2025/02/13Moodle使いこなし術
Moodle使いこなし術②|コースの期限設定はココに注目!ユーザー個人に期限設定できること知っていますか?

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*Moodleの便利な使い方を日々研究している
*コウハイ君に教えるのが好き
*口ぐせは「Moodleのことはモモさんにお任せ!」
ユーザー一人ひとりに研修コースの期限を設定したいんですけど…コースの設定画面ではそんな項目が見当たらなくて…
なるほどね。コースの期限設定は確かに『コース設定』画面から行えるんだけど、ユーザー一人ひとりに期限を設けることはできないのよね
え!?じゃあ、Moodle(ムードル)では不可能ということですか!?
ううん、『ユーザー登録設定』で設定できるわよ。よし、今日はこの設定方法について詳しく説明するね
コースの期限設定、みんなが勘違いしがち!

「ユーザー個人の受講期間もコースの設定画面で設定できるはず…」
Moodle(ムードル)で研修コースを管理している方なら、コースの期限設定は「コース設定画面」と考えてしまうかもしれません。でも、コース自体の期限設定とユーザーの受講期間設定は別物です。
なぜかというと、Moodle(ムードル)は「コース」と「ユーザーの登録状態」を別々に管理する仕組みになっているから。コースは器のようなもので、その器へのアクセス権限を期限付きで設定するのが「ユーザー登録設定」なんです。
期限設定の基本を理解しよう
「コース設定」からできる期限設定
コースに受講期間を設定する場合、「コース設定」から行えます。
設定の仕方を以下に解説します。
①管理メニューから「コース登録」をクリック
②「新しいコースを作成する」をクリックし、「新しいコースを追加する」画面を開きます。
③この画面にある「開校日」「コース終了日」を入力することで、コースの受講期間設定は完了です。

ただしこの方法は、設定した期間終了後はコース自体が終了してしまう点に注意が必要です。
例えば、ユーザーによって受講期間が違う場合、この設定方法では対応ができません。
ユーザーごとに受講期間が違う場合の期限設定は「ユーザー登録設定」を利用します。
ユーザー登録設定とは?
ユーザー登録設定は、「誰が」「いつから」「いつまで」そのコースにアクセスできるかを管理する機能です。
コースの内容自体は残したまま、特定の期間だけユーザーにアクセスを許可することができます。

どんな場面で使うの?
この機能は、研修管理でよく直面するシチュエーションで活躍します。
・新入社員研修の受講期限設定
・年度末のコース切り替え
・外部講師との一時的な共有
・資格更新研修の管理
このように、時期や目的に応じて柔軟な期限設定が可能です。特に大人数の研修管理では、自動化できる部分は自動化して、管理の手間を減らすことがポイントになるため、この機能はとても役立ちます。
具体的な設定手順を見てみよう
1.対象コースの「ユーザー」メニューを開く
期限を設定したいコースを表示し、メニューの「参加者」を開きます。
「登録済みユーザ」画面の「ユーザを登録する」をクリックします。

2.登録オプションで期限を設定する
「ユーザを登録する」ウィンドウが表示されます。

「ユーザを選択する」の検索窓から、期限を設定したい学生を選択します。「さらに表示する …」をクリックします。
3.「開始日」と「登録終了」を入力
受講期間を「開始日」「登録終了」の項目に入力し、「ユーザを登録する」をクリック。
これで、コースを受講できる期間を限定することができました。

尚、複数のユーザーに同じ期限を設定したい場合は、CSVファイルを使った一括設定が便利です。Excelで登録期間を管理して、まとめてアップロードできます。
よくある質問と解決方法
Q.受講期間終了後のデータはどうなる?
「登録終了」の項目に設定した期日を過ぎると、受講者はコースにアクセスできなくなりますが、学習記録が消えることはありません。
Q.受講期間終了後にコースを再開することは可能ですか?
受講期間が終了してしまった後も、再度登録設定を行えばコース受講を再開することができます。データが消えてしまうわけではないので、ご安心ください。
まとめ:効果的な期限管理のポイント
「Moodle(ムードル)」のユーザー登録設定を使いこなせれば、コースの期限管理がグッと楽になります。
特に、複数の研修を並行して実施している組織や、部署ごとに受講期限が異なるケースなど、柔軟な期限管理が求められる場面で効果を発揮しますよ。
ぜひ、あなたの組織でも活用してみてください!
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