2024/09/03eラーニングの知識

部下育成で大切なことは? 必要なスキルや取り組み事例などを解説!

部下育成で大切なことは?取り組み事例など解説

部下育成は組織の将来を決める重要な取り組みです。ただ、思ったように部下が育たないケースも珍しくなく、途方に暮れる教育担当者や管理職も多いのではないでしょうか。うまくいかなければ、部下育成の基本に立ち返り、方針を立て直すことが重要です。今回は、部下育成で大切なことや必要なスキル、取り組み事例などを解説します。部下育成の課題を解決するのに役立つプラットフォームについてもご紹介しているので、気になった方は導入を検討してみてください。

部下育成で大切なこと


部下育成の考え方はさまざまです。リーダー候補や中堅社員、新人などの立場によって最適な育成方針も異なります。誤った方針で部下育成をすると期待していた教育効果が現れず、組織で活躍する人材が育ちません。まずは、部下育成で大切なことについて解説します。

リーダーの育成を意識する

部下に業務を教えて仕事ができるようになっても、将来的に組織をけん引してもらえるとは限りません。同僚や後輩を巻き込んでチームを導くリーダーが育たなければ、組織が衰退してしまいます。したがって部下育成では、リーダー候補を選別してリーダーの育成を意識することが重要です。

リーダーを育成するには部下に責任のある仕事を徐々に任せていきます。重要な仕事ができるようになれば、自信を持ってチームをまとめられるようになるでしょう。

リーダーを育成するときのポイントや方法などは下記の記事で詳細をご確認ください。

関連記事:リーダーを育成するときのポイントは? 育成方法や課題、役立つ本などを紹介!

中堅社員の果たすべき役割を明確にする

中堅社員は、新入社員や若手社員よりも経験値が高く、役職についていない社員です。リーダー候補となる立場でもあり、漫然と育成をしていてはステップアップの機会を失ってしまい、組織の損失にもなります。

中堅社員の果たすべき役割を明確にして育成することを心がけましょう。たとえば、中堅社員研修で中堅社員の果たすべき役割を教えて、レポートに内容や感想をまとめてもらうのも1つのアイデアです。

中堅社員研修のレポートの記載内容や例文については下記の記事で解説しています。レポートを出題するときは参考にしてみてください。

関連記事:中堅社員研修にレポートは必要? 実施イメージが湧く例文、例文を掲載するメリット・デメリットを解説!

新人が離職しないように注意する

部下が組織に入って間もないころはナーバスになりやすい時期です。一方的な指導によるストレスが引き金となり、離職されてしまう恐れがあります。

部下の考えや感情に寄り添い、適宜指導内容を見直すことも重要です。教育担当者との相性が悪いようであれば臨機応変に変更することも検討しましょう。

下記の記事で新人を育てるのが上手い人の特徴について紹介しているので、担当者を選ぶときは参考にしてみてください。

関連記事:新人育成で大切なことは? 新人を育てるのが上手い人の特徴や役立つ本、チェックリスト、ツールも紹介!

指示を出すだけでなく考えさせる

部下にやることを指示すれば業務の経験値を積ませられますが、指示されたこと以外に対応する力は身につきません。

指示がないと動けなければ常に上司がサポートし続けなければならず、戦力として活躍してもらうのが難しくなります。

質問を受けたときにすぐ答えを出して指示するのではなく、ヒントを与えて自分で考えさせる機会を与えることが大切です。

また、部下に業務や組織の課題などについて改善案を考えてもらい、主体的に実践させるなどの工夫も必要です。

部下育成が難しい理由を把握しておく

部下育成が難しい理由を把握しておくと、事前に対処して育成の失敗やトラブルを回避しやすくなります。

部下育成が難しいといわれる主な理由の例は下記の通りです。

・部下育成にかける時間が不足する

・指導者の教えるスキルが不足している

・集合研修を開催する余裕がない

・部下を育成しても知識が定着しない

・対象者の人数が多くて部下育成の状況が管理できない

現場によって部下育成の課題はさまざまです。部下育成の課題を見つめなおし、具体的な対策を講じましょう。

目標設定をする

見切り発車で部下育成を行ってしまうと、組織が必要とする人材に成長しない恐れもあります。教育コストを無駄にしないよう、目標設定をすることが大切です。

難しい目標だと挫折して自信を喪失してしまうかもしれません。部下の能力や長所、短所を見極めて、着実に達成していける目標を設定しましょう。

目標を立てただけで終わってしまわないよう、定期的に個別面談で進捗を確認して、躓いている点についてフォローをすることも重要です。

部下育成に役立つ目標設定の例文


部下育成において目標を立てることが大切だとお伝えしましたが、具体的にどのような目標を立てればよいのか、はっきりしない方もいるでしょう。

ここでは部下育成に役立つ目標設定の例文をご紹介します。

リーダー候補・中堅社員

リーダー候補・中堅社員に対する目標設定の例文は下記の通りです。

・教育中の後輩を〇月までに自分だけで取引先に対応できるようにする

・〇〇資格を〇年度中に取得する

・チーム内で〇年度の売上成績1位を獲得する

・〇月までに新規契約獲得〇件を達成する

リーダー候補や中堅社員に対しては、チームをけん引する立場に昇格させることを意識して目標を設定します。同僚や後輩から注目されるような実績を獲得させましょう。

新入社員

新入社員に対する目標設定の例文は下記の通りです。

・今年度において無遅刻を達成する

・〇月までに新規契約獲得1件を達成する

・〇月に実施される社内研修のテストで8割以上の得点を獲得する

・次回の会議までに企画を最低1本作成する

・会議で最低1回は発言する

新入社員に対しては、社会人としての基礎を固めつつ、徐々に戦力化していけるように目標を設定します。目標が新入社員の負担になりすぎないよう、設定数値はなるべく少なめに調整するとよいでしょう。

部下育成に必要なスキル


部下育成に必要なスキルを上司や先輩が習得しておくと、教育効果が現れやすくなります。部下にスキルを習得させたいのであれば、指導者もスキルの習得を心がけましょう。続いて、部下育成に必要なスキルを解説します。

コーチングスキル

コーチングとは、主体的な行動を促すための対話です。対象者と会話をしながら考えや意見などを引き出し、最善の目標や行動を一緒に導き出します。

一方通行で教育するのとは違って、対象者が自らの考えに基づき行動するようになるため、高い育成効果が期待できます。

部下の立場を最大限に尊重する教育方法なので、指導に対する反発も起こりにくいです。部下のモチベーションが低下したり、教育担当者との人間関係が悪化したりするリスクも低くなります。

円滑に部下育成を進めるためにもコーチングスキルの習得は不可欠だといえるでしょう。

マネジメントスキル

部下を育成するにはさまざまな事柄を管理しなければなりません。

たとえば、部下の力量に見合った業務を割り振るタスク管理、部下が時間通り仕事をこなせるようにするスケジュール管理、部下が大きなミスをしてもカバーできるようにするリスク管理などが求められます。

上司や先輩のマネジメントがうまくいかないと、部下育成どころかプロジェクトまで失敗してしまう恐れがあります。

業務を滞りなく進めながら部下育成の効果を高めるにはマネジメントスキルが重要です。

部下育成の取り組みの具体例


部下育成の取り組みについて、よいアイデアが浮かばないこともあるでしょう。厚生労働省のホームページでは人材育成の事例一覧が公表されており、部下育成の取り組みとしても参考になります。企業の取り組みの具体例をいくつかピックアップしてご紹介しつつ、部下育成に必要な視点を解説します。

参照:人材育成事例一覧(厚生労働省)

東日本機電開発株式会社

同社は制御盤や操作盤、監視盤などの開発、設計、制作、販売、施工などを手がけている会社です。

教育は1人ひとりの能力を引き出すことであるという認識に基づき、新入社員や中堅社員、幹部社員などに対して階層教育を展開。社員1人ひとりが作成する自己啓発計画書をもとに、資格取得助成や研修助成を行っています。

自主的に計画を立てて実施するサイクルの中で社員が自信を深めているとのことです。若年層の定着率も高まっているようです。

部下の自信を育むには、上司や先輩が一方的に能力を習得させるのではなく、自ら主体的に能力を引き出せる環境を整えることが重要だとわかります。

参照:人材育成事例032(東日本機電開発株式会社)

株式会社トーカイ

同社は病院リネンのリースや医療器材の滅菌業務代行などの事業を展開している会社です。

人材育成では人間力の向上を重視しており、人として正しい生き方ができる人、自責の念を持って主体的に行動できる人が育つように取り組んでいます。

月刊誌を希望者に配布して、グループで感想文を持ち寄って意見交換しつつ、お互いの良いところを見つめられる機会を用意しているのが特徴です。

仕事ができる部下であっても、思いやりがなければチームの和を乱して、組織の生産性を低下させることもあります。

同社のように人格に焦点をあてた部下育成も組織にとって重要になるでしょう。

参照:人材育成事例118( 株式会社トーカイ)

部下育成の課題を解決するのにおすすめのeラーニングプラットフォーム


価格以上の使いやすさを追求!機能にこだわったeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

部下育成で大切なこととして、部下育成の課題を把握して対策を講じる必要があるとお伝えしました。ただ、部下育成の課題に対して具体的な対策が浮かばない方もいるでしょう。

よくある部下育成の課題をまとめて解決したいのであればeラーニングの導入が最適です。

eラーニングは、インターネットをベースにパソコンやスマートフォン、タブレッドなどの電子機器で勉強する学習方法です。

eラーニングで解決できる課題を深く知ってもらえるよう、「Moodle(ムードル)」というeラーニングプラットフォームについてご紹介します。

人材育成におけるeラーニングのメリットについては下記の記事で詳細を解説しているので、ぜひご覧ください。

関連記事:人材育成にeラーニングを導入しよう!メリットと必要性を徹底解説!

部下育成に役立つ「Moodle(ムードル)」の概要

イオマガジンが導入をサポートしている「Moodle(ムードル)」は、2001年に初めてリリースされたeラーニングプラットフォームです。世界で4.0億人以上が利用しており、国内の大学市場普及率は約40%まで到達しています。

「Moodle(ムードル)」では動画コンテンツをアップすることで、時間や場所を問わず部下育成が行える環境を実現可能です。

上司や先輩が忙しくても部下育成を実行できるほか、集合研修を開催する負担も生じません。コンテンツによって共通の研修が行えるので、指導スキルが不足する方に部下育成を任せる必要もありません。

ユーザー登録とテスト作成に対応しており、部下1人ひとりの知識の定着度も確認できます。規模の大きい組織でも部下育成の状況を個別に把握できるので、指導についていけないメンバーを適宜フォローすることも可能です。

カスタマイズした「IO Moodle(イオムードル)」であれば、催促メールの自動配信にも対応できます。部下育成を効率化できるので、コア業務に専念しやすくなるでしょう。

部下育成の課題をeラーニングで解決するならイオマガジンに相談!


部下育成ではリーダーの育成を意識したり、中堅社員の果たすべき役割を明確にしたりすることが大切です。新入社員が離職しないように配慮する必要もあります。

上司や先輩もコーチングスキルやマネジメントスキルを磨き、部下育成を円滑に進めていけるように心がけることも重要です。

部下育成にあたって、教育の時間が不足したり、集合研修を実施する余裕がなかったりすることもあります。各種課題を解決したいのであればeラーニングの導入も検討してみましょう。

今回ご紹介した「Moodle(ムードル)」であれば、動画コンテンツをアップして部下育成をいつでも実施できる環境を整備できます。部下育成の課題をeラーニングで解決したい方はぜひイオマガジンまでお問い合わせください。

\5分でわかる!お役立ち資料はこちら/

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「Moodle(ムードル)日本語マニュアル(対象バージョン:4.1)」の無料提供中!

「Moodle(ムードル)」には正式な日本語マニュアルが存在しません。そのため、「この機能はどのように使うの?」というちょっとした疑問を解決するのも大変です。そこで、イオマガジンでは日本語のオリジナルマニュアルを作成しました。基本的な機能から応用編の便利機能まで、画像付きでわかりやすく解説しているので、この一冊があれば、スムーズに「Moodle(ムードル)」を使いこなすことが可能です。
※尚、当マニュアルは普段お使いのgmailをお知らせいただき、オンライン版でご利用いただく形です。お申込み時にご入力いただいたメールアドレスを利用し共有いたしますので、ご留意ください。

■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

▼Moodleに関するお問い合わせはこちらから

■本リリースに関するお問合せ■
株式会社イオマガジン:沖田、成家

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e-mail: sales@io-maga.com
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