2024/07/02eラーニングの知識

eラーニングの動画を飛ばすとバレる?eラーニングを導入した管理者の課題と対策について解説

eラーニング管理者の課題と解決策 eラーニングの動画講座 最後まで視聴されていますか?

eラーニングは企業のリスキリングやスキルアップに不可欠なツールです。しかし、動画を飛ばして学習を完了したと見なされる場合、受講者の真の学習効果が得られない可能性があります。この記事では、eラーニングの導入に際して管理者が直面する課題と、その解決策について詳しく解説します。

1.eラーニングシステムとは?


eラーニングとは

eラーニングは、インターネットを介して提供される教育プログラムで、場所や時間に縛られずに学習が可能という利点があります。リスキリング市場の拡大に伴い、eラーニングの需要も急速に増加しており、企業は従業員のスキルアップやリスキリングを図るために、eラーニングの導入を進めています。

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムは、オンラインで教育コンテンツを提供し、受講生の進捗を管理するためのプラットフォームで、インターネットを通じて教材の配信を行ったり、受講者の学習過程の管理、受講者の個人情報や機密情報が含まれた教材のセキュリティなど必要な管理者が必要とする機能が備わっています。

主要な機能と特徴

eラーニングシステムには、以下のような主要な機能と特徴があります。

・多様な学習コンテンツの提供が可能:動画コンテンツやクイズ、ディスカッションチャットなど、受講者に合わせた多様な学習コンテンツが準備できる。

・進捗管理機能:受講者の学習状況をリアルタイムに把握することが可能。

・評価機能:学習の成果を適切に評価することができる。

eラーニングのメリットとデメリット

eラーニングにはそれぞれメリットとデメリットがあり、企業の人材と育成戦略に応じた導入の検討を行う必要があります。

メリット デメリット
柔軟な学習時間が確保できる 自己管理が必要である
教育コストが削減できる 受講者のモチベーション維持が必要
どこからでもアクセス可能  

関連記事:人材育成にeラーニングを導入しよう!メリットと必要性を徹底解説!

2.eラーニングの視聴データ管理


eラーニングの動画は飛ばすとバレる?

eラーニングシステムは、動画コンテンツの準備と配信が簡単に行える利点がありますが、視聴完了の管理が課題となることがあります。動画を再生しただけで視聴完了とみなされ、受講者が最後まで視聴したかどうかを確認できない場合があるのです。

受講データのトラッキング技術

しかし、eラーニングシステムの中には、視聴時間、再生回数、セクションのスキップなど、詳細なデータをトラッキングするものもあります。これにより、受講者の学習状況を正確に把握することができるだけでなく、どの部分で理解が進んでいないか、どのコンテンツが特に効果的であるかを分析することができるのです。このデータを基に、学習プログラムの改善や個別指導の計画を立てることができます。

最後まで受講が完了したかチェックできる機能の必要性

管理者としては、受講者の行動を詳細にトラッキングできるeラーニングシステムを選ぶことが重要です。例えば、特定のセクションのスキップや再生速度の変更などの行動も記録できるシステムなら、受講者がどのように学習しているかを正確に把握でき、受講者の学習の質を高め、必要なフォローアップが可能となります。したがって、視聴データの管理が可能なeラーニングシステムを導入することがおすすめです。

関連記事:eラーニングは意味がない?原因と解決方法と学習管理システム(LMS)を解説

関連記事:eラーニングの失敗あるあるVol.1「動画講義、本当に最後まで視聴してくれているのかな?」

3.eラーニングの管理者が直面するその他の課題


テストでのカンニング対策

eラーニングシステムにはオンラインテストなどインタラクティブな教材の利用も可能です。

特にオンラインテストは受講者の学びを促進したり、理解度を測ったりとメリットが多いですが、その反面、対面ではないためカンニングをしやすいデメリットがあります。

オンラインテストのカンニングを防ぐためには、ランダムな問題出題などの対策が必要です。具体的には、問題の順番や解答の選択肢をランダムに変更したり、時間制限を設けることが効果的です。

関連記事:eラーニングの失敗あるあるVol.6「カンニング!?不正?!テストで答えが出回っちゃう問題」

全受講生の進捗確認の難しさ

eラーニングシステムには、受講者の学習進捗を管理できる機能があります。しかし、全受講生の進捗を一元管理することは難しい課題です。例えば数十人の受講者について、学習コースが10以上あるとします。各コース毎に受講者の進捗データを抽出し、レポートとしてまとめる手間の多さは容易に想像できることでしょう。

これを解決するためには、ダッシュボード機能やアラート機能、カスタムレポート機能が役立ちます。特にカスタムレポート機能を有するeラーニングシステムであれば、別々の学習コースを一元でまとめてレポートにできるため、進捗確認が簡単にできるのです。

関連記事:eラーニングの失敗あるあるVol.5「全コースの進捗管理ってどうにかならないの?問題」

4.受講者がeラーニングを不満や無駄だと感じる原因と対策


受講者がeラーニングに不満を感じる原因として、コンテンツの質が低かったり双方向性が欠けている場合があります。例えば、単調な講義動画だけを視聴する学習は受講者を飽きさせてしまい、学習意欲や学習効果を低下させます。eラーニングを準備する際は、以下の点に注意して、受講者の不満を事前に取り除きましょう。

受講者のエンゲージメントを高める方法

受講者のエンゲージメントを高めるためには、以下の方法が効果的です。まず、学習内容を受講者にとって関連性の高いものにすることが重要です。受講者の職務や興味に直接関連する内容を提供することで、学習意欲を高めることができます。また、学習の目標を明確に設定し、受講者がその目標に向かって努力するように促すことも効果的です。さらに、学習コミュニティを形成し、受講者同士が意見交換や情報共有を行える場を提供することも、エンゲージメントの向上につながります。

インタラクティブなコンテンツの活用

インタラクティブなコンテンツは、受講者の理解を深め、学習効果を高めます。例えば、クイズやシミュレーションを用意することで、受講者は学習内容をより深く理解し、実践的なスキルを身につけることができます。

さらに、インタラクティブなコンテンツは、受講者の興味を引きつけ、学習意欲を維持するためにも重要です。これらのコンテンツを通じて、学習が単なる受動的なプロセスではなく、能動的なものになるよう工夫することが求められます。

継続的なフィードバックとサポート

継続的なフィードバックとサポートは、受講者のモチベーションを維持し、学習効果を向上させます。例えば、定期的な評価やメンタリングを通じて、受講者の学習進捗を確認し、適切なアドバイスを提供します。また、フィードバックを通じて、受講者の学習意欲を高めることも重要です。これにより、受講者は自己成長を実感し、学習に対する意欲を維持することができます。さらに、サポート体制を整えることで、受講者が困難に直面した際にも適切な対応ができるようになります。

6.eラーニングのモチベーション低下と維持のための対策


eラーニングは受講者のモチベーションを下げる場合もあります。特に、内容の難しさや受講者の興味関心をひけていない場合です。先述したeラーニングの不満の因子を無くすのと同様に、モチベーション低下の原因も事前に取り除きましょう。

ゲーミフィケーションの導入

ゲーミフィケーションの導入により、学習を楽しくし、受講者のモチベーションを高めることができます。例えば、ポイント制やバッジの獲得は、受講者に達成感を与え、学習意欲を高める効果があります。また、ランキングシステムを導入することで、受講者間の競争意識を刺激し、学習意欲を維持することができます。

達成感を感じさせる工夫

小さな目標を設定し、達成感を感じさせることも、受講者のモチベーションを保ちます。そのためには、ステップバイステップのアプローチで、小さな成功体験を積み重ねたり、進捗状況を視覚的に表示することが効果的です。さらに、達成感を共有する場を設けることで、他の受講者との交流を促進し、モチベーションの維持に繋げることができます。

柔軟な学習スケジュールの提案

柔軟な学習スケジュールを提案することは、受講者のペースで学習することを認め、ストレスを軽減することができます。例えば、スケジュールの自由度を高め、忙しい生活の中でも学習時間を確保しやすくしたり、自己ペース学習を推奨することで、受講者の理解度に合わせた学習が可能となるのです。さらに、スケジュールの柔軟性を高めることで、学習の継続性を確保し、長期的な学習目標の達成を支援できます。

まとめ:事前にeラーニング実施の課題を知り、最適なシステムを導入しよう


価格以上の使いやすさを追求!機能にこだわったeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

eラーニングは、先の読めない不確実な現代における企業の人材育成やリスキリング市場において重要なツールです。しかし、効果的に運用するためには、システムの機能を最大限に活用し、受講者のモチベーションを維持することが不可欠です。そのためにも、eラーニングシステムを導入し、従業員のスキルアップを効率的に進め、市場での競争力を高めることが重要となります。

そこで、eラーニングシステムを検討する際は、イオマガジンの「IO Moodle(イオムードル)」をお試しください。

イオマガジンは、eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」の正式パートナーとしてサーバー構築からカスタマイズ、運用までを一気通貫で提供しています。

eラーニングの導入に必要とされる動画制御機能、自動催促メール機能、学習進捗の一括表示などの機能を網羅した「IO Moodle(イオムードル)」は、多くの企業様への導入実績があり、さらに充実したサポート体制、ISO27001認証を取得したセキュリティ対策はご好評を頂いております。

eラーニングを効果的に利用するためには、常に受講者の視点に立ち、学習環境を最適化することが重要です。「IO Moodle無料体験版」での比較検討も可能ですので、本記事を読んでeラーニングシステムの導入に向けて動き出したい企業様、専門的な知識がわからず悩んでいる方でも、まずはお気軽にご相談ください。

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■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

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※尚、当マニュアルは普段お使いのgmailをお知らせいただき、オンライン版でご利用いただく形です。お申込み時にご入力いただいたメールアドレスを利用し共有いたしますので、ご留意ください。

■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

▼Moodleに関するお問い合わせはこちらから

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株式会社イオマガジン:沖田、成家

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