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2024/03/28eラーニングの知識
リーダー研修は意味ない?無駄な研修の特徴や防ぐポイントなどを解説!
組織においてリーダーの育成が発展の鍵を握ります。組織を強化するためにリーダー研修の企画を検討している方もいるでしょう。ただ、リーダー研修は意味がないといわれることがあり、実施に不安を感じてしまいがちです。今回はリーダー研修は意味がないのか検証するとともに、無駄だと思われやすい研修の特徴や、意味のない研修を防ぐポイントなどを解説します。リーダー研修を実施するときのマニュアルとしてぜひ参考にしてみてください。
リーダー研修は意味ない?
まずは、リーダー研修の満足度に関するアンケート調査をもとに、本当に意味がないのか考えてみましょう。
大塚商会のホームページでは、リーダー研修経験者に実際の研修内容についてアンケート調査をした結果が公開されています。
対象者は全国の管理職経験がある30歳~59歳の男女で有効回答数は112名です。
リーダー研修の満足度
リーダー研修経験者の研修満足度は下記の通りでした。
大変満足:7.1%
満足:41.1%
特にない:42.0%
不満:8.0%
大変不満:1.8%
半数近くが満足しており、「リーダー研修は意味ない」と言い切れないことがわかります。
ただ、10人に1人程度は不満を抱いていることがわかります。不満を感じやすい要因を分析して対処する必要があります。
リーダー研修に不満を感じやすい要因
リーダー研修経験者が不満に感じた主なポイントは下記の通りでした。
自身の職務との関連性が見出しにくかった:約80%
講習内容イメージと違った:約50%
受講形式が不便だった:約40%
自分の職務との関連性が見出せないと不満を感じるようです。たしかに目前の業務に活かせなければ受講した意味がないと感じてもおかしくはありません。
講習内容がイメージと違った場合も不満を感じるようです。リーダー研修なのにリーダーに関する内容が学べなければ無駄だと思ってしまうでしょう。
受講形式に対して不満を持つ方もいるようです。これまでの研修パターンは主に集合研修が一般的でしたが、最近ではインターネット研修も身近になってきています。
インターネット研修であれば、基本的にパソコンやスマートフォンを用いて、時間と場所を問わず研修を受講できます。受講者の不満を減らすにはインターネット研修も検討してみるとよいかもしれません。
参照:マネージャー100人に聞きました! リーダー研修の真実(大塚商会)
意味がないといわれる無駄なリーダー研修の特徴
時間をかけてリーダー研修を開催したのに、受講者から意味がないといわれてしまえば、努力が水の泡となります。無駄な研修を実施しないように、意味のない研修の特徴を押さえておきましょう。早速、意味がないといわれる無駄なリーダー研修の特徴を解説します。
特徴1.効率が悪い
意味のないリーダー研修の特徴として効率が悪い点が挙げられます。
たとえば、リーダー研修に登山の工程が含まれているケースがあります。体力が減ってしまえば、肝心の研修に集中できない方も出てくるでしょう。リーダークラスのメンバーが現場を長く離れてしまえば、組織の生産性が一時的に低下する恐れもあります。
リーダー研修は効率も重視して実施しましょう。
特徴2.学びがない
過去に受けたリーダー研修が同じ内容でくり返されるケースがあるようです。参加者の立場としては同じ内容だと学びがなくて受講のモチベーションが低下します。
リーダー研修のバリエーションを増やし、受講者が新たな知識やスキルを習得できるように配慮しましょう。
特徴3.内容が不適切
リーダー研修なのに、マネジメントやメンタルヘルス、責任者の資質など、肝心のリーダーに必要なことを学べないことがあります。
たとえば介護業界では、リーダー研修で介護の知識しか学べないと、意味がないといわれる恐れがあります。
実施する場合は、研修内容がリーダーに必要なテーマが主軸となっているか確認しましょう。
意味のないリーダー研修を防ぐポイント
リーダー研修が意味ないといわれてしまう理由を解説しました。理由を知っても具体的な対策を講じなければ、受講者に役立つ研修を実施できません。意味のないリーダー研修を防ぐポイントを解説します。
対象者を明確にする
組織では、すべての人材が管理職になるわけではありません。管理職を目指さない人材にリーダー研修を受けさせても効果が薄くなる恐れがあります。
リーダー研修が不要な人材に研修を受けさせれば、貴重な業務の時間も失われます。参加人数が多いほど組織の生産性が大きく低下するでしょう。
リーダー研修の対象者を明確にして、本当に必要とされるメンバーに参加を促しましょう。
リーダー像を明確にする
リーダー像が曖昧だとリーダーに無関係の研修内容になってしまいがちです。意味のない研修を防ぐためにもリーダー像を明確にしましょう。
一般的なリーダー像の例は下記の通りです。
・組織で役職を持っている人
・組織でメンバーを指導する人
・組織でメンバーを育成する人
・組織でメンバーから質問を受ける人
・組織でチームの目標を決める人
役職を持っている人などのリーダー像を挙げれば、役職を持たない人の参加が不要だと判断できます。リーダー像を明確にすれば、参加対象者も効率的に判別しやすくなるでしょう。
リーダーに必要な能力を明確にする
リーダー像とともにリーダーに必要な能力を明確にすると、リーダーに関係する研修内容が浮かびやすくなります。
リーダーに必要な能力を明確にしてから研修内容を検討しましょう。
リーダーに必要な能力の例は下記の通りです。
・メンバーの潜在能力を引き出す質問力
・メンバーとの信頼関係を築く傾聴力
・解決方法を生み出す問題解決力
・失敗や挫折を乗り越える回復力
・実現可能な目標を設定する目標指向力
・日常業務をトラブルなく運営する業務運営力
メンバーの質問力や傾聴力を鍛えたいのであれば、コーチングのテーマを研修に含める案が浮かびます。
現場によって重要視される能力は変わってきます。リーダー研修を計画する前に組織に必要な能力をリストアップしてみましょう。
グループワークの機会を用意する
リーダーとしての実務では、メンバーとのやり取りが不可欠です。座学で知識を吸収するだけでは、メンバーとのやり取りを経験できません。参加者から意味がないといわれてもおかしくはないでしょう。
リーダー研修を実施するのであれば、グループワークの機会を設けましょう。
たとえば、「チームのメンバーから退職したいといわれたときにリーダーが行ってはならない行動を話し合いで3つにまとめる」というグループワークなどが挙げられます。
実践を通して「自由に発言しやすい空気を作るにはどうすればよいのか」「意見を制限時間内にまとめるにはどうすればよいのか」などを考えさせることで、リーダーに必要なスキルを自然に習得してもらえるでしょう。
SNSで「意味ない」「嫌」といわれる理由をリサーチする
SNSではリーダー研修が「意味ない」「嫌」などと愚痴をこぼす方がたくさん見受けられます。
投稿では意味がない理由や嫌だと思う理由などが見つかることがあります。
SNSで「リーダー研修 意味ない」「リーダー研修 嫌」などと検索して理由をリサーチすれば、先手を打ってリーダー研修の内容を改善できるでしょう。
受講者のモチベーションを下げるリーダー研修を実施しないためにも、SNSの投稿を確認してみましょう。
アンケートを実施して改善する
研修の実施者は受講者ではありません。受講者の立場でないと気づけないこともたくさんあります。意味のないリーダー研修に気づくには、アンケートを実施して改善することも重要です。
アンケート項目の例は下記の通りです。
・リーダー研修の満足度を5段階評価で回答してください。
・リーダー研修前に抱えていた課題は何ですか?
・リーダー研修を受けて明日から実践したいことを教えてください。
・リーダー研修の運営についてご意見、ご要望があれば記入してください。
・今後受講したいリーダー研修のテーマはありますか?
アンケート用紙の配布に手間やコストがかかるようであれば、無料フォーム作成ツールなどでWebアンケートを実施してみましょう。
レポート課題を用意する
アンケートだけでは得られる情報に限りがあり、リーダー研修の効果を分析しづらい場合もあるでしょう。効果をより深く分析したいのであればレポート課題の用意も検討します。
具体的には受講者にリーダー研修で学んだ内容や今後の目標、研修の感想などを文章にまとめて提出してもらいます。レポートを参考にPDCAサイクルを回せば研修計画を効率的に改善できるはずです。
自分の言葉でアウトプットさせることで、研修で学んだ知識を定着させやすくなるため、実施効果も体感しやすくなるでしょう。
意味のないリーダー研修をなくすにはeラーニングもおすすめ
意味のないリーダー研修を防ぐにはeラーニングもおすすめです。
eラーニングはパソコンやスマホ、タブレットなどで行うインターネット学習です。eラーニングプラットフォームにコンテンツをアップロードして受講者を登録すればリーダー研修を実施できます。
eラーニングであれば、受講者が各自で都合のよいタイミングに研修を受けられます。忙しい方でも万全の体調で受講できるので、研修の効果も高まりやすいでしょう。
eラーニングプラットフォームの多くはアンケート機能を搭載しています。システム上でアンケートを作成して回答を促し、提出状況なども確認可能です。アンケート結果をもとにリーダー研修の内容について感想や意見を分析すれば、意味のない研修を防ぎやすくなります。
レポート機能を搭載しているeラーニングプラットフォームも役立ちます。システム上でレポート課題を設定し、受講者に課題を提出させられます。提出された課題を採点してフィードバックすることも可能です。必要に応じて再提出も促せます。
各種機能を活用すればリーダー研修の内容を充実させられるでしょう。
意味のないリーダー 研修を防ぐeラーニングプラットフォーム
eラーニングプラットフォームを用いれば、システムでアンケートやレポートなどを管理できるため、意味のないリーダー研修を防ぎやすくなるとおわかりいただけたでしょう。
ただ、eラーニングプラットフォームはさまざまな企業から提供されており、どれを選ぶべきか迷ってしまいがちです。
意味のないリーダー研修を防ぐのにおすすめしたいeラーニングプラットフォームが「Moodle(ムードル)」です。
「Moodle(ムードル)」は世界で4.0億人以上が利用しているeラーニングプラットフォームです。リーダー研修に必要な機能が幅広く搭載されており、ユーザー登録をはじめ、動画配信や多彩なテスト作成、進捗管理、アンケート配信などが簡単にできます。
レスポンシブデザインとなっており、パソコンだけでなくスマホやタブレットなどでも受講できるため、忙しいリーダクラス・リーダー候補のメンバーが隙間時間を利用してリーダー研修に参加できます。
レポート課題に対応しているのも便利です。課題の出題、提出、評価をシステム内で完結できます。リーダー研修が受講者に与えた影響を分析できるので、意味のない研修を減らしていけるでしょう。
eラーニングシステムで意味のないリーダー研修を減らしたい方はイオマガジンに相談!
リーダー研修は意味がないといわれることがあり、実際に1割程度が不満を持っていたというアンケート調査結果もありました。自分の職務と関係がない講座やリーダーに不要な内容の講座だと不満を持たれやすいです。
対象者やリーダー像、リーダーに必要な能力などを明確にしたうえでリーダー研修の内容を企画しましょう。
リーダークラスやリーダー候補の方は忙しく、非効率な研修も不満を持たれやすいです。eラーニングを導入するなどして研修の効率化も進めましょう。
イオマガジンでは、「Moodle(ムードル)」をカスタマイズした「IO Moodle(イオムードル)」も提供しています。倍速視聴(1.2倍~2倍)にも対応できるので、忙しくて現場を離れられない方でも効率的にリーダー研修を受講できます。
「IO Moodle(イオムードル)」をリーダー研修に取り入れてみたい方は、ぜひイオマガジンまでご相談ください。
■「Moodle(ムードル)」とは?
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eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。
■「Moodle(ムードル)日本語マニュアル(対象バージョン:4.1)」の無料提供中!
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「Moodle(ムードル)」には正式な日本語マニュアルが存在しません。そのため、「この機能はどのように使うの?」というちょっとした疑問を解決するのも大変です。そこで、イオマガジンでは日本語のオリジナルマニュアルを作成しました。基本的な機能から応用編の便利機能まで、画像付きでわかりやすく解説しているので、この一冊があれば、スムーズに「Moodle(ムードル)」を使いこなすことが可能です。
※尚、当マニュアルは普段お使いのgmailをお知らせいただき、オンライン版でご利用いただく形です。お申込み時にご入力いただいたメールアドレスを利用し共有いたしますので、ご留意ください。
■イオマガジンとは?
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イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。
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