2024/03/22eラーニングの知識

コンプライアンス研修にeラーニングが役立つ理由は? メリット・デメリット、おすすめ講座、プラットフォームを解説!

コンプライアンス研修 eラーニングを使うメリットは?

組織拡大に伴い高まるリスクがコンプライアンス違反です。コンプライアンス研修が重要ですが、実施環境の整備が進んでいない組織もあるでしょう。コンプライアンス研修の実施に役立つのがeラーニングです。今回はコンプライアンス研修にeラーニングが役立つ理由をはじめ、研修にeラーニングを導入するメリット・デメリットなどを解説します。コンプライアンス研修に役立つeラーニングプラットフォームを紹介しているので、ぜひ活用を検討してみてください。

コンプライアンスの意味と重要性、eラーニングが役立つ理由


まずは、コンプライアンスの意味と重要性、eラーニングが役立つ理由を解説します。

コンプライアンスの意味と重要性

コンプライアンスは法令の遵守を意味する言葉です。コンプライアンスを徹底しないと、組織のメンバーが法令に違反して、社会的に組織の信頼性を損ねる恐れがあります。

組織のブランドが失墜すれば、事業の売上減少は避けられません。東京商工リサーチによると、2023年1~9月にコンプライアンス違反により96件の倒産が発生したと報告されています。

前年同期比では39.1%増とのことです。増加傾向の事実をふまえると、コンプライアンス違反に警戒が必要だとわかります。

コンプライアンスに必要な心構えや知識について、早い段階から組織のメンバーに学ばせることが重要です。

参照:2023年1‐9月「コンプライアンス違反」 倒産は96件 「粉飾決算」は件数減も、 中堅企業の増加で負債膨らむ(東京商工リサーチ)

コンプライアンスにeラーニングが役立つ理由

コンプライアンスを学ばなくても組織で成果を出すことは可能であり、研修がないがしろにされるケースも少なくありません。コンプライアンス研修を確実に実施できる仕組みが不可欠です。

コンプライアンス研修の実施にはeラーニングが役立ちます。

eラーニングとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで行うインターネット学習です。

システムに教育コンテンツをアップすることで、組織のメンバーが時間や場所を問わずにコンプライアンス研修を受けられます。

集合研修のように日時と場所を決めて実施する必要がありません。組織の活動で予定があわずコンプライアンス研修を受け損ねるメンバーを減らせます。

組織でコンプライアンスを周知するにはeラーニングの環境を整備しない手はないでしょう。

コンプライアンス研修をeラーニングで実施する方法


コンプライアンス研修をeラーニングで実施する方法は、主に事業者が運営するeラーニング講座を利用する方法と、eラーニングプラットフォームを導入する方法に分けられます。

引き続き、それぞれの実施方法について解説します。

事業者のeラーニング講座を利用する

コンプライアンス研修をeラーニングで実施するには、事業者が提供しているeラーニング講座を利用する方法があります。

たとえば、さまざまなテーマのコンプライアンスについて、スマホ・タブレットで学べる講座を用意しているサービスがあります。

ハラスメント防止を学べる講座や知的財産の基礎を学べる講座、内部統制の入門講座などです。複数の講座を受け放題の定額プランが用意されている場合もあります。

複数の講座を組み合わせて受講できる環境にすれば、組織のコンプライアンスに対する理解度を効率的に底上げできるでしょう。

eラーニングプラットフォームを導入する

eラーニングプラットフォームは、組織で必要になる学習コンテンツを追加してカスタマイズできるシステムです。

自社で内製したコンプライアンス研修を組み合わせてオリジナルの学習コースを設計できます。

研修を始めるための主な流れは下記の通りです。

1. コンテンツを用意してアップロードする

2. コンプライアンス研修の対象者をシステムに登録する

3. 対象者にログインしてもらう

4. 対象者にコンテンツを学習してもらう

システムの導入に伴いコンプライアンス研修の教材まで用意してもらえるサービスもあります。サービスごとに実績や特徴などが異なるので、組織に適したプラットフォームを比較して導入してみましょう。

コンプライアンス研修をeラーニングで実施するメリット


コンプライアンス研修をeラーニングで実施するメリットはたくさんあります。コンプライアンス研修をeラーニングで実施する主要なメリットを解説します。

メリット1.コンプライアンス研修の受講履歴を管理できる

eラーニングではシステムで受講履歴をチェックできます。たとえば、未受講者だけを抽出して確認できる機能を利用可能です。コンプライアンス研修の担当者が受講漏れを確実に把握できます。未受講者によるコンプライアンス違反のリスクを確実に減らせるのが安心です。

メリット2.コンプライアンス研修の理解度を試せる

eラーニングシステムでは、システム上で理解度テストを実施できます。コンプライアンス研修の動画を視聴してもらったあと、テストを実施して理解度を試すことが可能です。テストがあれば合格に向けて視聴者も真剣に動画を視聴します。組織のメンバーにコンプライアンスを深く理解させられるでしょう。

メリット3.コンプライアンス研修を改善できる

実施したコンプライアンス研修の質が低ければ、コンプライアンス違反を減らせない恐れがあります。その点、eラーニングではシステムでテスト結果も分析可能です。正答率が低かった問題を把握し、該当部分の解説を補強するなどすれば、研修を改善できます。コンプライアンス研修の質を高めていけば、コンプライアンス違反も防ぎやすくなるはずです。

コンプライアンス研修をeラーニングで実施するデメリット


コンプライアンス研修をeラーニングで実施するメリットをお伝えしましたが、デメリットも存在します。コンプライアンス研修を失敗させないように、デメリットも把握しておきましょう。引き続きコンプライアンス研修をeラーニングで実施するデメリットを解説します。

デメリット1.サービス利用料金が発生する

コンプライアンス研修が行えるeラーニングサービスが普及していますが、利用料金が発生することがあります。その点、コンプライアンス研修は組織のメンバーに企画・実施を任せることも可能です。

コストを抑えたいのであれば、eラーニングサービスを利用するより、コンプライアンス研修を組織内で内製化したほうがよいでしょう。

デメリット2.研修内容が組織に適さない場合もある

組織ごとにコンプライアンス違反が発生しやすい場面が異なります。その点、あらかじめ学習内容が決まっているeラーニングサービスだと、メンバーが組織に必要な内容を学べなかったり、組織に不要な内容を学んだりする恐れがあります。

コンプライアンス研修に関するeラーニングサービスを利用するときは、コンテンツの中身が組織にマッチしているか確認しましょう。

コンプライアンス研修のeラーニング講座・プラットフォームの選び方


コンプライアンス研修のeラーニング講座・プラットフォームはさまざま存在しています。どの講座・プラットフォームを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。

ここではコンプライアンス研修の実施にあたって、eラーニング講座・プラットフォームを選ぶときのポイントをそれぞれ解説します。

eラーニング講座の選び方

コンプライアンス研修に向けてeラーニング講座を選ぶときのポイントは下記の通りです。

ポイント1.コンプライアンスのテーマ

組織に適したコンプライアンスのテーマを学べるか確認しましょう。

たとえば、残業の増加が目立つ組織では労働時間の上限や不適切なサービス残業などを学べるカリキュラムが適しています。個人情報の漏えいを防ぎたい場合は、個人情報の取得・利用、安全管理措置などを学べる内容が最適です。

組織の課題に着目すれば自然に学習すべきテーマも浮かび上がってくるでしょう。

ポイント2.確認テストの解説内容

eラーニング講座でも確認テストを実施できる場合がありますが、解説内容が少ないあるいはわかりづらいと、メンバーがコンプライアンスを正しく理解できない恐れがあります。

ホームページでeラーニングのテスト画面を確認できるサービスもあります。解説内容のボリュームが適切で、わかりやすい講座を選びましょう。

eラーニングプラットフォームの選び方

コンプライアンス研修に向けてeラーニングプラットフォームを選ぶときのポイントは下記の通りです。

ポイント1.視聴不足の防止機能

コンプライアンスに関するコンテンツは、一部でも視聴し損ねるとメンバーが違反を犯すリスクが高まります。

ただ、忙しくて動画を途中までしか視聴しないメンバーもいるかもしれません。受講履歴をチェックするだけでは不十分です。eラーニングプラットフォームを選ぶときは視聴不足の防止機能を必ず確認してください。

ポイント2.既存教材のコンテンツ化

動画のアップロードに対応したeラーニングプラットフォームが存在していますが、すでにある動画以外の教材を無駄にしたくない方もいるでしょう。

その場合は、既存教材のコンテンツ化に対応しているeラーニングプラットフォームを選びましょう。今まで実施してきたコンプライアンス研修をスムーズにシステムへ移行できます。

コンプライアンス研修に役立つおすすめ講座


「eラーニングコンプライアンス基礎講座」パナソニック

コンプライアンス研修に役立つeラーニングの講座として、パナソニックによる「eラーニングコンプライアンス基礎講座」が挙げられます。

同講座では、コンプライアンスに関して知っておきたいポイントを15分で学習可能です。短時間でコンプライアンス研修を実施したい組織に適しています。親しみやすいイラストが採用されているので、受講者も理解しやすいでしょう。

身近な事例により意識面・知識面・行動面の観点から要因を考えさせる内容であり、コンプライアンス違反を防ぎやすいです。

長く存続してきた大企業が提供するサービスなので、研修内容の信頼性を重視する方におすすめできます。

別途費用を支払うことで、イラストや用語など学習内容をカスタマイズすることもできます。自社に適した研修に調整できるのも便利です。

参照:eラーニングコンプライアンス基礎講座(パナソニック)

「共感講座®」イオマガジン

コンプライアンスに役立つコンテンツは、イオマガジンでもご提供が可能です。

「共感講座®」シリーズのオンライン教材は学習者が「自分ごと」として研修内容に「共感」できるよう、ポップなアニメーションを用いてストーリー性を重視した演出となっており、楽しみながら学習に取り組めます。

学習コンテンツは「情報セキュリティ」や「コンプライアンス」の他、「個人情報保護法」や「ビジネスマナー」「パワハラ防止」「メンタルヘルス」など、職場での社員教育に必要な内容が充実しています。小テストも付属しますので、ストリーミング動画視聴後に、学習内容の理解度チェックを実施可能です。

詳しい内容はこちらをご参考ください。

コンプライアンス研修におすすめeラーニングプラットフォーム


価格以上の使いやすさを追求!機能にこだわったeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

コンプライアンス研修におすすめのeラーニングプラットフォームとして、イオマガジンが導入をサポートしている「Moodle(ムードル)」が挙げられます。

「Moodle(ムードル)」は240か国で採用されているeラーニングプラットフォームです。

ユーザー登録や進捗確認、動画配信、テストなどの機能が搭載されており、コンプライアンス研修をスムーズに行えます。右クリックで動画のダウンロードができないため、組織のコンプライアンスに関する情報漏えいも防ぎやすいです。

イオマガジンがカスタマイズした「IO Moodle(イオムードル)」なら最後まで見ないと視聴完了にならない設定も可能です。受講者にコンテンツをすべて確認してもらえるので、コンプライアンス違反のリスクを減らせるでしょう。

イオマガジンは既存PPT資料のマイクロコンテンツ化(短尺コンテンツ化)に対応しており、隙間時間にコンプライアンス研修を受けられる環境を実現可能です。

コンプライアンス研修を効率化したい場合にも検討してみてください。

既存のPPT資料を活用し、音声とアニメをつけて、伝わる内容に(イオマガジン)

コンプライアンス研修をeラーニングで実施するならイオマガジンに相談!


コンプライアンス研修をeラーニングで実施すれば、隙間時間にコンプライアンスを効率的に学べます。

eラーニングで実施するには、eラーニング講座の活用やeラーニングプラットフォームの導入などを検討します。

eラーニング講座は必要なテーマを選んで研修を実施できるのが便利です。ただ、あくまで事業者が用意した研修なので、組織にマッチする講座が見つからないこともあるでしょう。

その点、eラーニングプラットフォームは学習コンテンツを追加してカスタマイズできます。組織の実情にあったコンプライアンス研修を実現しやすいです。

今回紹介したイオマガジンの「IO Moodle(イオムードル)」は最後までコンテンツを見ないと視聴完了にならない機能を搭載しています。

コンプライアンス研修に最適なeラーニング環境をご希望される方は、ぜひイオマガジンまでご相談ください。

価格以上の使いやすさを追求したeラーニングシステム IO Moodle イオムードル

■「Moodle(ムードル)」とは?

eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
配信コンテンツは、テキスト・PDF・動画・HTML5・SCORMなどにも対応。テストも、○×式・4択式・記述式・穴埋め式など、多彩な形式に対応しています。
大学や病院、大企業を中心に日本での導入実績も多く、使いやすいと評判のオンライン学習システムです。

■「Moodle(ムードル)日本語マニュアル(対象バージョン:4.1)」の無料提供中!

「Moodle(ムードル)」には正式な日本語マニュアルが存在しません。そのため、「この機能はどのように使うの?」というちょっとした疑問を解決するのも大変です。そこで、イオマガジンでは日本語のオリジナルマニュアルを作成しました。基本的な機能から応用編の便利機能まで、画像付きでわかりやすく解説しているので、この一冊があれば、スムーズに「Moodle(ムードル)」を使いこなすことが可能です。
※尚、当マニュアルは普段お使いのgmailをお知らせいただき、オンライン版でご利用いただく形です。お申込み時にご入力いただいたメールアドレスを利用し共有いたしますので、ご留意ください。

■イオマガジンとは?

イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。

▼Moodleに関するお問い合わせはこちらから

■本リリースに関するお問合せ■
株式会社イオマガジン:沖田、成家

hp: https://www.io-maga.com
e-mail: sales@io-maga.com
TEL: 03-6384-5740