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2024/03/13eラーニングの知識
オンライン研修とは? 集合型研修・リモート研修との違い、メリット、おすすめツールなどを解説!
近年、新型コロナウイルス感染拡大を機にテレワーク環境が普及し始めました。
オンラインの利便性が理解されるにつれて、オンライン研修を導入する企業も増えています。オンライン研修には従来の研修にはないメリットが多いです。組織の生産性を高めるために実施を検討しない手はありません。
今回はオンライン研修とは何かがわかるよう、意味や集合型研修・リモート研修との違い、メリットなどを解説します。オンライン研修の実施に役立つ各種ツールも紹介しているので、ぜひ研修の実施に有効活用してみてください。
オンライン研修とは?
オンライン研修の意味や受け方、集合型研修・リモート研修の違いなどについて解説します。まずは意味を理解するための基礎知識から確認してみましょう。
オンライン・オフラインの概念
オンライン研修の意味を正確に理解するにはオンラインとオフラインの概念を理解しなければなりません。
オンラインはすでにお馴染みの言葉であり、インターネットに接続された状態を意味します。オンラインであれば、インターネット上に張り巡らされたWebサイトを訪問して、ページのテキストを読んだり動画を視聴したりツールを利用したりできます。
オンラインの対義語がオフラインです。インターネットに接続していない状態を意味します。オンラインと違ってWebサイトを開けなくなります。オフラインでネット検索ができなくなったという経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
オンライン研修の意味
オンライン研修とはインターネットを通じて実施される研修です。参加者はパソコンやスマートフォン、タブレットからWebシステムやWebツールなどにアクセスして研修を受けます。
ただ、パソコンなどを使用すればオンライン研修に該当するわけではありません。パソコンやスマートフォン、タブレットに教材をダウンロードすればオフラインでも研修を受けられます。しかし、インターネットを活用しない限りあくまでオフライン研修です。
資料のダウンロードによる研修をオンライン研修と勘違いしないようにしましょう。
オンライン研修の受け方
オンライン研修の受け方は主にURLのクリックとシステムへのログインに分けられます。
URLのクリック
研修実施者がメールやチャットなどで招待URLを送信するパターンでは、受信したデバイスでそのままURLをクリックするだけで画面上で研修に参加できます。
研修が開始される前にクリックすると待機画面となり、予定時刻になると研修がスタートする仕組みです。研修がスタートしない場合は実施者に対して電話やメール、チャットなどで問い合わせをします。
システムへのログイン
システムへログインするパターンでは、Webブラウザからログインページにアクセスして、IDやパスワードを入力します。IDやパスワードを忘れてしまった場合は、組織の管理者やサービスの営業部などに問い合わせが必要になることがあります。
ブラウザの種類によっては動画視聴ができなかったり、視聴時間が正しく記録されなかったりすることもあるようです。推奨されているブラウザからログインしましょう。
オンライン研修と集合型研修の違い
集合型研修とは、会場に集まって参加する研修です。代表的な実施パターンとしては、講師がホワイトボードにテキスト・図表を書きながら授業するケースや、プレゼンテーションソフトをモニターに映して授業するケースがあります。
オンライン研修との大きな違いは、講師がデバイスの画面を通さずに受講生と対面できる点です。講師は受講者全員の表情を確認しやすいため、理解度を確かめながら授業できます。
通信機器のトラブルを気にしなくて済むので、授業に専念しやすいのも安心でしょう。
オンライン研修とリモート研修との違い
オンライン研修と類似する研修方法としてリモート研修もあります。リモート(remote)には「離れた」「遠隔の」などの意味があります。遠くの場所で行うことを連想させることから、近年はインターネットを使用するときに使う言葉としても身近になりました。
そのため、リモート研修もオンライン研修と同じ意味で使われることが多い印象です。
実際に辞書には下記のような定義もありました。
”仕事・会合などをインターネットでつないですること”
引用:三省堂国語辞典
オンライン研修とリモート研修は、そこまで厳密に違いを区別する必要はないといえるでしょう。
オンライン研修の種類
オンライン研修の種類は主にWeb会議研修とeラーニング研修に分けられます。それぞれの研修スタイルについて解説します。
Web会議研修
Web会議研修とは、オンライン映像通話で授業をする研修方法です。講師と受講者がスマートフォンやパソコン、タブレットなどでお互いの顔を映しながら研修を進めていきます。
画面上では資料を共有できるのが一般的です。ミュート機能を活用すれば、講師の声だけしか聞こえないので、授業に集中しやすくなります。ビデオ機能をオフにすれば、身支度ができていなくても研修に参加することも可能です。
eラーニング研修
eラーニング研修は、デバイスやインターネットを活用して学びの環境を提供する研修方法です。一般的には、eラーニングシステムに学習コンテンツをアップロードして、受講者が自分のタイミングで授業を受けられるようにするパターンが多くなっています。
学習コンテンツの投稿だけでなく、受講履歴の管理やアンケートの実施、コンテンツのレコメンドなど、オンライン研修に便利な機能を搭載したシステムもあります。eラーニングシステムは数多くの会社が提供しているので、細かい機能を比較して組織に適したプラットフォームを導入することが重要です。
eラーニング研修は下記の記事でも詳しく解説しています。導入するメリットやオンデマンド研修との違いなどがわかるので、ぜひご覧になってみてください。
eラーニング研修とは? オンデマンド研修との違いやメリット、開催・受講の準備などを解説!
オンライン研修のメリット
オンライン研修には通常の集合型研修にはないメリットがたくさんあります。オンライン研修の代表的なメリットを解説します。
メリット1.受講を促進しやすい
オンライン研修は、自宅や通勤中の電車、外出先のカフェなど、インターネットが使える場所なら自分の好きな場所で受講できます。
集合型研修よりも気軽に学べるため、受講を促進しやすいです。研修の参加率・進捗率に課題がある組織であれば、オンライン研修の実施を検討しない手はありません。
メリット2.教育格差を解消できる
多拠点で成り立つ組織だと、研修センターの違いによって教育格差が生じてしまいがちです。
その点、オンライン研修であれば多拠点の受講者を1つのWeb会議ルームに集めて授業できます。人材の能力にばらつきが発生している組織は、オンライン研修によって課題を解決できるかもしれません。
メリット3.ペーパーレス化を推進できる
集合型研修では研修用のワークシートや振り返りシートといった紙の資料を用意することが多いです。
その点、オンライン研修ではブラウザからのフォーム入力・集計が可能であり、紙の資料を準備する必要がありません。オンライン研修の実施は、ペーパーレス化を推進したい場合にも検討できるでしょう。
オンライン研修の業界別の実施例
オンライン研修についてより深く理解するには、実際に行われた実施例が参考になります。ここでは、オンライン研修の業界別の実施例をご紹介します。
看護分野の実施例
日本看護協会のホームページでは、「臓器移植における基礎知識と看護実践<移植後患者指導管理料対応>」というオンライン研修の概要が公開されていました。
Web会議ツールを通して、臓器移植医療の概要や臓器移植看護に必要な基礎知識、看護師の役割などについて理解するオンライン研修です。
研修は3日間にわたる集中講義となっており、さまざまな立場の研修担当者が指定の時間に授業を行うスタイルになっています。講義の合間には休憩時間も設けられていました。
参照:2023年度Zoomによるオンライン研修(日本看護協会)
介護分野の実施例
認知症介護研究・研修センターのホームページでは、認知症ケア事例講座がオンライン研修として利用できるように公開されていました。
認知症ケアの現場で直面する困った場面について、事例を基に考えられるオンライン教材が用意されています。
認知症の人にうそをついてもよいのか、利用者と家族のニーズが違うときはどうすればよいのかなど、さまざまなタイトルの動画をページから視聴可能です。登録せずにすぐ動画を視聴できるので、職場で利用しやすいオンライン研修ではないでしょうか。
オンライン研修に役立つおすすめのツール
オンライン研修に役立つおすすめツールをいくつかご紹介します。
GoogleChrome
GoogleChromeはGoogleが提供しているWebブラウザです。
通常のインターネット検索ができるだけでなく、GmailというフリーメールやGoogleカレンダーというスケジュール管理ツールなど、オンライン研修に役立つツールも併用できます。
代表的なWebブラウザなので、オンライン研修システムを正常に利用できるよう、サービス運営元から推奨されることも珍しくありません。
Google Slides
Google Slidesは、Googleが提供しているプレゼンテーションツールです。
タイトル、サブタイトル、本文、図などを詰め込んだスライドを用いてスライドショーを実行できます。
Webブラウザから立ち上げられるので、デバイスの種類を問わず保存したスライドショーを利用可能です。
Web会議ツールと相性がよく、スライドショーを画面共有して受講者に授業を実施できます。
Google Forms
Google Formsは、Googleが提供しているフォーム作成ツールです。
オンライン上でアクセスできる回答受付フォームを作成し、回答結果を自動集計して分析できます。
オンライン研修用に振り返りシートや受講者アンケートを用意したいときに最適です。
Zoom
Zoomは新型コロナウイルス感染拡大に伴い急激に認知度が高まったWeb会議ツールです。
主催者から共有されたURLをクリックするだけでインターネット上の会議ルームに参加し、手持ちのパソコンやスマートフォン、タブレットでオンライン研修を受けられます。
講師は研修資料を受講者の画面に映せるほか、必要に応じてホワイトボード機能を利用することも可能です。ブレイクアウトルームを用意すれば、受講者を複数のグループに分けてディスカッションしてもらうこともできます。
Moodle(ムードル)
「Moodle(ムードル)」は、世界で4.0億人以上が利用しているeラーニングプラットフォームです。映像配信やテスト実施、教材提供など、オンライン研修の実施に必要な機能が幅広く搭載されています。
講義用のパワーポイント素材があれば、電子黒板で講師が説明する様子を動画化することも可能です。集合型研修で使用していた教材が無駄になりません。
集合型研修と併用することも可能なので、ハイブリッドの研修体制を確立したい組織におすすめです。
オンライン研修用のeラーニングプラットフォームを導入するならイオマガジンに相談!
今回は、オンライン研修の意味や受け方、リモート研修との違い、メリットなどを解説しました。
オンライン研修は、インターネットを活用して受講する研修です。主にオンライン映像通話で授業を受ける「Web会議研修」や、システムにログインして教材を学習する「eラーニング研修」に分かれています。
オンライン研修であれば自宅で参加できるため、組織での受講を促進させやすいです。多拠点でも均等な学習機会を提供できるので、組織の教育格差も解消できるでしょう。
オンライン研修に役立つツールとしては「Moodle(ムードル)」のようなeラーニングプラットフォームがありました。イオマガジンでは「Moodle(ムードル)」の導入をサポートしており、より使いやすくカスタマイズした「IO Moodle(イオムードル)」も提供しています。
オンライン研修の実施に向けて「IO Moodle(イオムードル)」を導入してみたい方はぜひイオマガジンまでご相談ください。
■「Moodle(ムードル)」とは?
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eラーニングプラットフォーム「Moodle(ムードル)」は、現在、世界で4.0億人が利用しているeラーニングシステムです。レスポンシブデザイン採用のため、PCやタブレット、スマホなど、デバイスを選ばずに使えるマルチプラットフォーム型になっています。無償で配布されるアプリ(iPhone、アンドロイド)をご利用いただければ、通信環境がないところでも学習可能です。
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イオマガジンは、スタンダード市場上場の「城南進学研究社」のグループ会社であり、また「Moodle(ムードル)」の正式パートナーです。日本の大学や病院、企業さまに対し、「Moodle(ムードル)」の構築・運用・カスタムなどをサポートしています。「何度でもチャレンジできるセカイを」をモットーにしながら、人生100年時代の大人の学び(リカレント教育)をサポートしています。
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